Columnコラム
社内研修会(足利巡検)
夏の蒸し暑さがようやく落ち着いて過ごしやすくなってきた今日この頃。
野外活動をするにはちょうど良い季節になってきましたね。
ということで(どういうこと?)、布川顧問を講師にお迎えして毎月開催している社内研修会、今回は足利市へ野外研修に出かけてきました。
事務職員の私も久しぶりに参加してきました。
- 名草巨石群の見学




午前の部は、名草巨石群の見学です。
名草巨石群は、マンガやアニメ映画で人気の「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎が、作中で長い修行の末に刀で切ったとされる大岩に似ているということで注目された厳島神社にあります。
このあたりにある石は花崗岩だそうです。
花崗岩はマグマがゆっくりと冷えて固まったことでできた硬い岩石なんだそうです。
そんなものすごく硬い岩を炭治郎は刀で切ったんですね。すごい!
また、花崗岩は風化すると外側から少しずつ崩れていく特徴(玉ねぎ状風化)があるそうで、その崩れたものが真砂土とよばれる砂状のものになるそうです。
- 唐沢山付近の地質観察




午後の部は、唐沢山付近の地質観察です。
こちらではチャート、頁岩、砂岩でできた地層を見ることができました。
チャートは海の微生物の死骸、頁岩は粘土や泥、砂岩は砂、といったものが堆積して固まった岩石なんだそうです。
長い時間をかけて自然にできた凹凸形状の壁面が、岩石素人の私にはとても不思議であり、魅力的に見えました。
今回も聞きなれない専門用語がバンバンでてきて難しい内容ではありましたが、説明を聞きながら実際に自分の目で見て体験すると、興味がわいてくるものですね。
私が今回の巡検で面白いと感じたことは、岩石玄人の人たちが岩石を見て「これは新鮮!」「これは新鮮じゃない!」と会話をしていたところです。
ちょっと待って、石に新鮮さなんてあるの!?
この会話だけで岩石にものすごく興味がわきました。
次はいつ参加できるのか未定ですが、次回も楽しい研修会になれば良いなと思います。
齋藤
